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NPO法人全国ラジオ体操連盟 理事長 就任のあいさつ

NPO法人全国ラジオ体操連盟

理事長 多胡 肇

理事長就任にあたって

 

この度、青山敏彦前理事長よりバトンを受けNPO法人全国ラジオ体操連盟理事長の重責を引き継ぐことになりました多胡肇でございます。

今年は新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、全国各地で展開される予定でありました講習会や公認指導者資格認定試験なども中止を余儀なくされる状況となりました。

コロナ禍の影響から外出自粛など自宅で過ごす時間が増え、体を動かす機会が減少した結果、体力の低下を懸念する声も多く寄せられました。通勤や通学時の歩くこと、階段を昇降すること、当たり前に感じていた何気ない日常生活での身体活動がなくなったことで体を動かすことの大切さを痛感した方も多いことでしょう。1日あたりの運動時間が10分に満たないという人も相当数おられるのではないかと危惧しておりますが、このような状況下だからこそ、あらためて健康が大事であり、体を動かすことそのものが非常に重要であることを再認識できました。

このような経験がいつでも・どこでも・だれでもできるラジオ体操やみんなの体操を継続する意義、これまで習慣として体操を実施されてこなかった皆さんにも見直すきっかけになれば幸いです。ラジオ体操は競技スポーツとは異なり、厳密なルールもなければ勝敗もありません。当然ながら体操の上手下手も関係ありません。まずは自分自身のために体を動かすこと、体操を通じて人と人との繋がりが広がることを期待しています。

これからは新型コロナウイルスと向き合い、新しい生活様式を踏まえながらラジオ体操愛好者の皆さんと、そして新たな仲間と共に寄り添い、支援して参りたいと思います。

 私、若輩未熟者もとより微力ではございますが、歴史ある日本の文化「ラジオ体操」の継承、より一層の普及・発展に全身全霊を注ぐ所存でございます。

今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願いいたします。 

 

 2020年7月1

                            NPO法人 全国ラジオ体操連盟

 

                                  理事長  多胡 肇