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ラジオ体操のスピードについて

Q)ラジオ体操の音楽、体操のスピードを いまよりスローテンボなものを考案して欲しいです。私は、63歳です。体調が良くてもテンポが早すぎてついていくのがやっとです。高齢者や病弱のひとは 大変でしょうから、いい加減な体操をしているのではと思います。せっかくやるのですから、充実したものにしたいです。是非考案して欲しいと、毎日おもっています。

A)

日頃よりラジオ体操をご愛好いただきありがとうございます。

ご要望にございますように、高齢化社会の進展に伴いまして、健康で明るい老後を送るために高齢者向けの新しい体操の制定を望む声が強くなり、また、高齢者に限らず、現在のラジオ体操第1、第2では負荷が大きい方、日常的に運動を行うことが困難な方、あるいは激しい運動が困難な方々も取り組みやすい新しい体操の制定が望まれきました。

そこで、国連の「国際高齢者年」の平成11年に新しい体操「みんなの体操」を制定いたしました。

 

この「みんなの体操」は、所要時間が約4分30秒で現在のラジオ体操第1、第2に比べ、約1分20秒ほど長いものとなっております。

このように所要時間は長めですが、ストレッチ風にゆったりと運動する部分、リズミカルに行う部分を組み合わせて構成することでテンポのメリハリをつけ、体操を行うことでの過度な負担がかからないように配慮しております。

伴奏曲につきましては、体操を行う方が心地よく、動きやすいことを考慮して作曲されております。

同体操は、NHKのテレビ体操の番組内で放送されておりますので、是非とも、ご活用いただきますようよろしくお願いいたします。

 

また、ラジオ体操も「こう動かなければならない」というものではありませんので4回腕を回すところをゆっくりと2回行うなど、ご自身でできる範囲で音楽を楽しみつつ工夫して行っていただくのも良いかと思います。

これからもラジオ体操・みんなの体操を健康づくりにお役立ていただけたら幸いです。

 

回答:事務局